mikutterプラグイン作成チュートリアル
mikutterプラグインとは
mikutterはプラグインにより拡張可能なTwitterクライアントです.その拡張性には目を見張るものがあり,一部では「mikutterはSDKだ」とまで言われているほどです.これはmikutterプラグインのはRubyで記述されるためで,Rubyで記述できるコードであれば,どのようなコードでも実行することができます.Rubyは汎用プログラミング言語なので,言い換えれば「mikutterプラグインは何でもできる」ということになります.その気になれば,Twitterに関係なくても メールを送ったり,マクドナルドのクーポンを表示したり できます.既存のmikutterプラグインは Plugin一覧 にありますが,ここに登録されているもの以外にもgithubやブログに公開されているものが数多くあります.
mikutterコンソール
mikutterプラグインを作る前に,mikutter内部でRubyのコードを実行してみましょう.実際にmikutterでRubyが動作することを確認することで,どんなプラグインが作れるのか参考になると思います.まずはmikutterを起動して,適当なツイートを選択します.その後, <Alt-x> をタイプすると,mikutterコンソールタブが作成されます.このコンソールは領域が上下に分かれており,下のウィンドウにRubyコマンドを入力して <Ctrl+Enter> すると,上部に実行結果が出力されます.試しに,下のウィンドウに 39 * 39 と入力して <Ctrl+Enter> してみましょう. 1521 と表示されたでしょうか?
mikutterコンソールからのツイート
次は,mikutterコンソールを使ってツイートしてみます.先ほどの要領でコンソールに次のように入力して <Ctrl+Enter> して下さい."Hello, mikutter console!" というツイートがされると思います.
1 Service.primary.post :message => "Hello, mikutter console!"
また,次のようなコードにすれば,3秒ごとに連番でツイートすることができます.
mikutterプラグインの作成方法
ファイルの作成
まずはmikutterプラグインを書くためのファイルを作成します.コンソール(端末)を開いて ~/.mikutter/plugin というディレクトリに移動し(なければ作成します), mkdir tutorial という具合にディレクトリを作成します.次に,そのディレクトリ移動したあと touch tutorial.rb という具合にファイルを作成します.これでプラグインを記述するファイルが作成できました.ここまでの作業をまとめると,次のようになります.